【運営者ログ】2026年3月の運営記録|サイト立ち上げ前夜にやっていたこと

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文:働き方戦略ラボ編集部

この連載では、運営者が会社員をしながら実際にやっている副業の中身を、月ごとの記録として残していきます。今回は2026年3月分です。この月は、まだ何も始まっていないように見えて、実は後から効いてくることをいくつかやっていた月でした。なお、この記事は後から振り返って書いています。当時の判断と、いま見て思うことの両方を並べます。

2026年3月の要点

  • 運営していたのは2サイト(趣味性の高い専門メディア/別ジャンルの比較メディア)。他の3つはまだ存在しない
  • 成果は3件。うち1件はこの時点ですでにAI検索経由だった(3月10日)
  • やっていたのは記事の量産ではなく計測の整備。地味だが、これが後の判断を全部支えた
  • この月にネットショップの立ち上げに着手。オープンは2ヶ月後

2026年3月の数字

まず数字から出します。検索経由の表示回数とクリック数は、Google Search Consoleの実データです。

サイト 表示回数 クリック 平均掲載順位
比較メディア 49,041 349 約11.6位
専門メディア 3,487 94 約5.3位

この2つは性格がまったく違います。比較メディアのほうは表示回数が多いのに順位が11位台で、クリック率は0.7%程度しかありません。見られてはいるが選ばれていない状態です。一方、専門メディアは表示回数こそ少ないものの、平均5.3位で、クリック率は2.7%あります。少ないながら、ちゃんと選ばれています。

収益のほうは、3月に3件の成果が発生しました。内訳はこうです。

  • 3月3日:メール配信ツールの申込で1万円(確定)
  • 3月10日:レンタルサーバーの申込(AI検索経由)
  • 3月30日:レンタルサーバー系の申込で6,500円+100円(広告経由)

案件名は伏せますが、いずれも実際に発生したものです。この3件が、それぞれ違う経路から来ているのが後で意味を持ちます。1件目は通常の検索、2件目はAI検索、3件目は広告です。

この月にやったこと

計測の整備

3月にいちばん時間を使ったのは、記事を書くことではなく計測の整備でした。具体的には、どのリンクが何回クリックされたかを記録する仕組みを、全サイトに入れる作業です。

アフィリエイトのリンクがクリックされたとき、それをアクセス解析側にも記録しておく。こうしておくと、後から「この記事のこのリンクが押された」と分かります。当時は正直、面倒なだけの作業に感じていました。

結果から言うと、この整備が後のすべての判断を支えました。どの経路から成果が出たのかを特定できるようになったのは、この仕組みがあったからです。実際、8月にAI検索経由で成果が出たときも、これがなければ気づけませんでした。その話はAIに記事を引用されて商品が売れた話に書いています。

ネットショップの立ち上げに着手

専門メディアから派生させる形で、実際に商品を売るネットショップの準備を始めました。この月は構築とコンセプト設計の段階です。実際のオープンは約2ヶ月後、最初の注文が入るのはさらにその2ヶ月ほど後でした。

着手から初受注まで、およそ3ヶ月半かかっています。副業でECを立ち上げようとしている方には、この期間感を伝えておきたいところです。

内部リンクの整備と広告分析の自動化

既存記事の内部リンクを見直し、あわせて広告の成績を自動でまとめる仕組みも作り始めました。毎日手作業で管理画面を見るのをやめて、データを読ませて要約させる形にしています。

効いたこと

3月10日、すでにAI検索から成果が出ていた

いま振り返って一番驚いたのがこれです。レンタルサーバーの料金記事から発生した成果が、AI検索経由でした。3月10日の時点です。

当時の私はこれをそれほど重視していませんでした。たまたまだろう、と思っていたはずです。ところが、その後7月と8月にも同じことが起きました。3月の時点で兆候は出ていたのに、それが何を意味するか分かっていなかったことになります。

データは早い段階で出ていても、意味を読み取れるとは限らない。これは反省点として残しておきます。

高単価の案件が確定した

3月3日のメール配信ツールは1万円で、しかも確定まで到達しました。発生しただけで審査で却下されることも多い中で、確定したのは大きいです。この案件は、その後も別の記事から繰り返し成果が出ることになります。

ジャンルによって単価がまったく違うことを、この時点で数字として実感しました。同じ1件でも、300円のものと1万円のものがあります。

できていなかったこと

表示は多いのに、クリックされていない

比較メディアの表示回数49,041に対して、クリックは349。クリック率0.7%です。平均順位が11位台なので、検索結果の2ページ目付近に出ていることが多く、そもそも見られていないと考えられます。

当時、この数字を「表示は出ているから悪くない」と受け取っていた記憶があります。表示回数は成果と関係ありません。順位が上がってクリックされ、しかもその読者が買う気のある人でなければ、収益にはなりません。

3サイトがまだ存在しない

この時点では2サイトだけです。いま読んでいるこの働き方のメディアが本格始動するのは6月、もう1つのメディアは7月です。つまり3月は、いま運営している5サイトのうち2つしか動いていない状態でした。

4月に向けて考えていたこと

当時の方針はシンプルで、専門メディアのほうを厚くすることでした。順位が良く、クリック率も悪くない。ここを伸ばすのが素直だと判断しています。実際、4月はその分野の解説記事を大量に作り、あわせてアフィリエイトリンクの整備を進めました。

もうひとつ、ネットショップの準備を進めることも決めていました。メディアで集めた読者を自社の商品に繋げられれば、アフィリエイトより利益率が高くなる。その狙いです。

いま振り返って思うこと

3月は、記事数もアクセスも成果額も小さい月です。ただ、後から見ると、この月にやった計測の整備が一番効いています。数字が読める状態を作っておかないと、うまくいった理由もうまくいかなかった理由も分からないまま時間だけが過ぎます。

副業でブログやメディアをやるとき、最初にやりたくなるのは記事を書くことだと思います。私もそうでした。ただ、記事を10本書く前に計測を入れておくほうが、結果的に早いです。何が効いたか分かるので、次の10本の中身が変わります。ブログ副業の始め方と稼ぎ方でも触れていますが、測れないものは改善できません。

もうひとつ。3月10日にAI検索から成果が出ていたのに、私はその意味を読み取れませんでした。データがあることと、それを理解していることは別です。定期的に過去の数字を見直す習慣は、いまも意識して続けています。

次回は2026年4月分を書きます。専門メディアを本格的に厚くし始めた月です。運営者の経歴やこの連載の趣旨は運営者情報にまとめています。

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働き方戦略ラボ編集部
大企業・コンサル・零細企業・独立まで、働き方を一通り経験したメンバーが、一次体験をもとに記事を作っています。
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