ETC・ガソリン代とクレジットカード|外回り・営業向け

この記事は約 15 分で読めます

文:働き方戦略ラボ編集部

営業や取引先訪問で日常的に車を使う個人事業主にとって、ETC利用料とガソリン代は毎月まとまった金額になりやすい経費です。移動のたびに現金払いにしていると、レシートの管理や仕訳の手間が積み重なってしまいます。結論として、これらの支払いは事業用クレジットカードに一本化することで、経費の記録がシンプルになり、ポイント還元というメリットも得られます。この記事では、ETCカード・ガソリン代を経費にする基本の考え方から、外回り・営業が多い個人事業主におすすめのクレジットカードまで、実務目線で解説します。

この記事のポイント

  • ETCカードはクレジットカードの追加カードとして発行されるのが基本の仕組み
  • ガソリン代はプライベート利用分との家事按分が必要になる場合がある
  • 三井住友カード ビジネスオーナーズ(一般)・楽天カード・JCB Biz ONEなど年会費を抑えながらポイントも貯めやすいカードがある

▶ 楽天カードの詳細を見る

※登録・相談は無料です

ETCカード・ガソリン代を事業経費にする基本

取引先への訪問や現場への移動など、事業のために利用した高速道路代やガソリン代は、事業所得の必要経費として計上できます。会計上は、ETC利用料や高速道路代を旅費交通費、ガソリン代や駐車場代・洗車代などを車両費として仕訳するのが一般的です。ただし勘定科目の呼び方や分け方に絶対的な決まりがあるわけではなく、事業の実態に合わせて継続的に同じ基準で処理することが大切です。

現金やチャージ式のプリペイドカードで支払っていると、レシートを1件ずつ保管し、あとで手入力で集計する必要があります。事業用のクレジットカードにETCカードを紐づけ、ガソリン代の支払いもそのカードに統一しておけば、カード会社の利用明細がそのまま経費の記録として使え、会計ソフトとの連携によって仕訳作業も自動化しやすくなります。

経費にできる代表的な支出

外回りや営業で車を使う場合、次のような支出が事業の経費として認められやすいものです。

・ETC利用料や高速道路代
・ガソリン代
・コインパーキングなどの駐車場代
・洗車代やオイル交換など車両の維持費
・車両保険料や自動車税(事業使用割合に応じた按分が必要な場合があります)

これらの支出を1枚の事業用クレジットカードにまとめておくと、利用明細がそのまま経費の証憑として機能し、確定申告時の集計もスムーズになります。

ETCカードの作り方(クレジットカード付帯が基本)

ETCカードは、ETC専用の申し込み窓口があるわけではなく、クレジットカードの追加カードとして発行されるのが基本の仕組みです。すでに事業用のクレジットカードを持っている場合は、そのカードの会員専用サイトやアプリからETCカードを追加申し込みするだけで手続きが完了します。一般的な流れは次のとおりです。

1. 事業用として使うクレジットカードを決めて申し込む
2. カードが届いたら、会員専用サイト・アプリからETCカードの追加発行を申し込む
3. 審査を経てETCカードが自宅や事業所に届く
4. ETC車載器にカードをセットし、セットアップ登録を行ってから利用を開始する

ETCカードの年会費や発行手数料は、本体のクレジットカードによって無料の場合もあれば有料の場合もあります。条件はカード会社や時期によって変更されることがあるため、申し込み前に必ず各社の公式サイトで最新情報を確認しましょう。

ガソリン代を経費にする際の注意点(家事按分)

自家用車を事業とプライベートの両方で使っている場合、ガソリン代の全額をそのまま経費にすることはできません。事業で使った分とプライベートで使った分を合理的な基準で分ける、家事按分という考え方が必要になります。按分の基準としては、走行距離の割合で計算する方法や、事業に使った日数の割合で計算する方法などが一般的に用いられています。

どの基準を使うにしても、「なぜその割合にしたのか」を説明できるようにしておくことが重要です。走行記録や訪問先、利用日時をメモやアプリで記録しておくと、按分の根拠として役立ちます。按分割合の妥当性や具体的な計算方法については事業内容によって判断が分かれるため、不安な場合は税理士や税務署に確認しながら進めることをおすすめします。

外回り・営業向けにおすすめのクレジットカード比較

ETCカードの発行しやすさや年会費、ポイントの使いやすさを踏まえると、外回り・営業が多い個人事業主には次の3枚が候補になります。

カード選びで見ておきたい3つの視点

数あるカードの中から1枚を選ぶ際は、次の3つの視点で比較すると失敗しにくくなります。

1. 年会費とETCカードの発行条件・追加費用
2. ポイント還元率とポイントの使いやすさ・交換先の豊富さ
3. 会計ソフトとの連携や利用明細の見やすさ

外回り・営業が中心の個人事業主は利用額が大きくなりやすいため、還元率の高さだけでなく、年会費とのバランスも含めて総合的に判断することが大切です。

カード 年会費 特徴 向いている人
三井住友カード ビジネスオーナーズ(一般) 永年無料 本人確認書類のみで申込可・Vポイントが貯まる 開業直後でまず1枚目を持ちたい人
楽天カード 永年無料 楽天ポイントが貯まりやすく汎用性が高い プライベートと兼用で効率よくポイントを貯めたい人
JCB Biz ONE 公式サイト参照 法人代表者・個人事業主向けの事業用カード 経費管理を1枚にまとめたい人

1. 三井住友カード ビジネスオーナーズ(一般)|年会費永年無料でまず1枚目に

本人確認書類のみで申し込め、決算書や登記簿謄本が不要な事業用カードです。年会費は永年無料で、ETCカードも追加カードとして申し込めるため、開業したばかりで実績が少ない個人事業主でも導入しやすく、外回り用の1枚目として選ばれやすいカードです。

2. 楽天カード|ポイントの汎用性が高くプライベートとも相性がよい

年会費永年無料でありながら、楽天ポイントが貯まりやすく使い道も豊富なカードです。ETCカードも追加で申し込めるため、営業で使う車のガソリン代や高速道路代をまとめて1枚に集約しやすいのが特徴です。プライベートの買い物と合わせてポイントを貯めたい方にも向いています。

3. JCB Biz ONE|法人代表者・個人事業主向けで経費管理をまとめたい人に

JCB Biz ONEは、法人代表者だけでなく個人事業主も申し込める事業用カードです。利用明細が事業用としてまとまるため、ETC利用料やガソリン代を含めた経費の管理・記帳をシンプルにしたい方に向いています。年会費や特典の詳細は変更されることがあるため、申し込み前に公式サイトで最新の条件を確認してください。

高速道路代・ガソリン代の還元率を上げるコツ

ポイントアップモール・特約店を経由する

カード会社が用意しているポイントアップモールやオンライン特典サービスを経由してETC利用登録やガソリンスタンドの会員登録をすると、通常よりポイント還元率が上乗せされる場合があります。利用しているカード会社の優待サービスに対象店舗が含まれていないか、事前にチェックしておくとよいでしょう。

系列ガソリンスタンドの会員カードと併用する

多くのガソリンスタンドチェーンは、独自の会員カードやアプリを提供しています。クレジットカードのポイントに加えて、ガソリンスタンド側の会員特典も併用できれば、実質的な還元率をさらに高められる可能性があります。よく利用する系列が決まっている場合は、その系列の特典条件も合わせて確認してみましょう。

ETC利用照会サービスで利用状況を可視化する

ETCマイレージサービスやカード会社の利用照会サービスを使うと、高速道路の利用区間や金額を一覧で確認できます。無駄な経路がないかを定期的に見直すことで、コスト削減とポイント最大化の両方につながります。

ETCカード・ガソリン代のクレジットカード利用で注意したいこと

ここで紹介した年会費やポイント還元率、申し込み条件などの情報は執筆時点のものであり、各カード会社の判断によって予告なく変更される可能性があります。申し込みや契約の前には、必ず各カードの公式サイトで最新の条件をご確認ください。また、本記事はカードの発行や審査通過を保証するものではありません。ガソリン代の家事按分をはじめとする経費計上の判断は、事業の実態や地域・業種によって取り扱いが異なることがあるため、最終的な判断は税理士や税務署に確認しながら進めることをおすすめします。あわせて、ETCカードやガソリン代の支払いをクレジットカードに集約する際は、利用限度額や引き落とし時期を把握し、無理のない範囲で計画的に利用しましょう。

法人・個人事業主なら専用のETC・ガソリンカードという選択肢も

クレジットカード付帯のETCカードで足りるケースが多い一方、走行距離が長い方や車両を複数使う事業者の場合は、法人・個人事業主向けの専用ETCカード・ガソリンカードを組み合わせると管理がラクになることがあります。設立まもない法人や個人事業主でも申し込みやすい協同組合系のカードが代表的です。

種類 特徴 向いている人
法人ETCカード(高速情報協同組合) 設立直後でも申込みやすい・複数枚発行・明細を一括管理 高速利用が多い事業者/車両が複数
法人専用ガソリンカード(同組合) 全国のガソリンスタンドで使える・給油を経費で一元管理 営業車・配送で給油が多い方

よくある質問(FAQ)

Q. ETCカードは個人事業主でも作れますか?

A. はい、多くのクレジットカードでETCカードを追加カードとして申し込むことができ、個人事業主の方でも問題なく作成できます。カード会社や商品によって申し込み条件が異なるため、詳細は各社の公式サイトでご確認ください。

Q. ETCカードの年会費はかかりますか?

A. カードによって異なり、無料のものもあれば有料のものもあります。本体となるクレジットカードの契約内容によっても変わるため、申し込み前に公式サイトで年会費や発行手数料を確認しておきましょう。

Q. ガソリン代の家事按分はどのように計算すればよいですか?

A. 走行距離の割合や事業利用日数の割合など、合理的に説明できる基準で按分するのが一般的です。明確な基準に迷う場合や自身の事業に当てはめた具体的な割合については、税理士に相談することをおすすめします。

Q. ETCカードとガソリン代の支払いは同じカードにまとめるべきですか?

A. 必須ではありませんが、同じカードにまとめておくと利用明細が一本化され、経費の集計や会計ソフトへの取り込みが楽になります。管理のしやすさを重視するなら、1枚のカードに集約する運用がおすすめです。

Q. 家族名義の車を使っている場合もガソリン代を経費にできますか?

A. 車の名義がご家族であっても、事業のために利用した実態があれば、その利用分に相当するガソリン代や高速道路代を経費として計上できる場合があります。ただし按分の考え方はより慎重な判断が必要になるため、詳しくは税理士に相談することをおすすめします。

Q. 事業用とプライベート用のカードは分けたほうがよいですか?

A. 分けておくと、事業の支出とプライベートの支出が明細上ではっきり区別でき、確定申告時の集計や按分の説明がしやすくなります。可能であれば事業用のカードを1枚用意し、ETCやガソリン代の支払いをそちらにまとめる運用をおすすめします。

気になったら、まず公式サイトで最新情報を確認しましょう(登録・相談・資料は無料)

▶ 法人ETCカード(高速情報協同組合)の詳細を見る

※本記事はプロモーションを含みます

まとめ|ETC・ガソリン代はカードに一本化して経費管理をラクにする

外回りや営業で車を使う個人事業主にとって、ETC利用料とガソリン代の管理は避けて通れないテーマです。クレジットカードに支払いを一本化すれば、経費の記録がシンプルになり、ポイント還元というメリットも得られます。まずは年会費永年無料の三井住友カード ビジネスオーナーズ(一般)や楽天カードで気軽に始め、事業の状況に応じてJCB Biz ONEのような事業用カードへの切り替えも検討してみてください。ガソリン代の家事按分など判断に迷う点は、税理士に相談しながら無理のない形で経費管理を整えていきましょう。

※本記事はプロモーションを含みます。年会費・還元率・審査条件等の最新情報は各カード公式サイトでご確認ください。発行を保証するものではありません。

働き方戦略ラボ編集部
大企業・コンサル・零細企業・独立まで、働き方を一通り経験したメンバーが、一次体験をもとに記事を作っています。
運営者情報はこちら